仙台市若林区の診療所  医療法人社団太陽会 仙台在宅支援たいようクリニック 【訪問診療・往診・予防接種】
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 第151話 新型コロナウイルスに備えるために−誰にでもできる腸活の可能性パート3
投稿:院長

今回は、過去の2回に続いて、「誰にでもできる腸活の可能性」と題して、プレバイオティクスについてもう少し詳しく見ていきたいと思います。

 

●食物繊維とは

食物繊維について様々な定義が出されていますが、まとめると「人が消化したり吸収したりできない食物の総体で、3つ以上の単糖が結合した炭水化物」と言えるかと思います。かつて、食物繊維は、栄養価値がなく腸を素通して排泄されるだけという、食品としてとても低い扱いだったのですが、1970年代に大腸がんの予防効果が報告されてから、人体に対する様々な効果が発見され、現在は、糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素に加えて、第6の栄養素と位置付けられる場合もあります。

 

●食物繊維の分類

食物繊維は、発酵性の有無、水溶性の有無、粘性によって人体に与える効果が異なりますが、一般的には水に溶けるかどうかで水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分類されることが多いようです。

【不溶性食物繊維】

水分含んで膨張し、腸壁を刺激して蠕動運動を促し、食物の通過時間を短くしてくれます。一般的に、不溶性食物繊維は、腸内細菌で分解されないことが多いのですが、一部は大腸の終わりの部位(下行結腸)で腸内細菌により分解を受けます。

不溶性食物繊維は、玄米、豆類、おから、ゴボウ、ひじき、サツマイモ、きのこ類などに数多く含まれています。

 

【水溶性食物繊維】

水を含んでゲル状になって腸壁に付着しやすく、多くは小腸の終わりから大腸の始めの部位(回腸から上行結腸)で腸内細菌により分解を受けます。

このうち、粘性の高い食物繊維には、大麦や燕麦に含まれるβグルカン、リンゴなどに含まれるペクチンなどがあり、これらは血糖値の急激な上昇を抑えたり、大腸がんの原因になる胆汁酸と結合するなどの働きがあります。

粘性の低い食物繊維は、特に腸内細菌により分解を受けやすく、イヌリン(このタイプには、アスパラガス、ニンニク、玉ねぎ、長ネギ、ニラ、小麦、バナナなどがあります)、レジスタントスターチ(いんげん豆、小豆、とうもろこし、さつまいも、長いも、じゃがいも、玄米、白米などがあります)、人工的に作られたデキストリンやポリデキストローズなどがあり、コレステロールを吸着したり、血糖値の急激な上昇を抑えるなどの働きが知られています。

 

●食物繊維とプレバイオティクスの関係について

「腸内に定着している細菌を活性化することにより、摂取した人の健康に有益な働きをする難消化性食品」であるプレバイティクスのほとんどは、腸内細菌により分解を受ける水溶性食物繊維に含まれることになりますが、その反対に、すべての食物繊維はプレバイオティクスとは限らないということになります。

 

●食物繊維やプレバイオティクスは善玉菌を増やすのか?

64の研究を分析した論文によると、食事から食物繊維を摂取しても便中のビフィズス菌や乳酸菌の菌数には影響を与えなかったそうですが、プレバイオティクスの中で、特に、フルクタンやガラクトオリゴ糖(母乳の成分にも含まれています)を摂取すると、便中のビフィズス菌や乳酸菌が有意に増加したと報告しています。したがって、フルクタンに分類されるイヌリン、フルクトオリゴ糖(フルクトールと結合してフルクタンになる)、ガラクトオリゴ糖などを含んだプレバイオティクスを摂取すると、腸内のビフィズス菌や乳酸菌を効率的に増やすことが期待できます。

 

●日本の商品について

日本の各メーカーでは、イヌリン、フルクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖を含む商品は、ビフィズス菌や乳酸菌が一緒に含まれている健康食品として発売していることが多いです。

砂糖は1gあたり4キロカロリーのエネルギー量ですが、フルクトオリゴ糖やガラクトオリゴ糖は1gあたり2キロカロリーと、砂糖の半分のエネルギー量になっています。

 

●プレバイオティクスの摂取量と摂取期間

先の64の研究を集めた論文では、1日5g以上摂取すれば、それ以上摂取してもビフィズス菌を増やす効果に違いがなかったと報告しています。

また、日本の研究で、1日8gのフルクトオリゴ糖を成人に2週間摂取させると、4日目から便中のビフィズス菌の増加が認められ、摂取中止後8日目には、増加したビフィズス菌が減少したと報告しています。

したがって、少なくとも1日5g8gのプレバイオティクスを摂取すると短期間で腸内のビフィズス菌を増やすことができますが、その効果を維持するには継続する必要があります。

 

「誰にでもできる腸活の可能性パート1」で触れたように、プロバイオティクスとプレバイオティクスを一緒に摂取する方が、単独で摂取するよりも感染症に対する免疫力の強化につながる可能性があります。

 

腸内細菌は、私たちの生命活動に大きな影響を与え、様々な病気の原因や予防に関与していることが近年の研究で明らかになっています。

 

プロバイオティクスやプレバイオティクスを使った「腸活」で、腸内細菌を心強い味方にしていきましょう!


2020年3月29日(日)

 第150話 新型コロナウイルスに備えるために−誰にでもできる腸活の可能性パート2
投稿:院長

前回は、プロバイオティクスとプレバイオティクスの感染症に対する効果について触れてみました。今日は、このうち、プロバイオティクスについてもう少し掘り下げてみたいと思います。

 

●善玉菌と悪玉菌とは?

善玉菌とは、腸内で人の生命活動に必要なビタミン類(ビタミンB1B2B6B12、ナイアシン(B3)、パントテン酸(B5)、葉酸(B9)、ビオチン(B7)、ビタミンK、ビタミンCなど)やホルモン(セクレチン、コレシストキニン、インクレチンなど)、身体の機能活動に必要な短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸など)、神経伝達物質(セロトニンやドーパミンなど)の産生に関わり、腸管の蠕動運動、消化吸収、代謝、感染防御など、人の健康に有益な働きをしている細菌群の一般的な総称です。このように、微生物が食品を分解して人にとって有益な働きをするものに変える作用を発酵と呼びます。

一方の悪玉菌とは、アンモニア、フェノール、インドール、硫化水素、アミンといった発がん物質を含む有害物質を産生する細菌群の一般的な総称です。発酵に対して、微生物が食品を分解して人にとって有害な働きをするものに変える作用を腐敗と呼びます。ただ、悪玉菌は、他の細菌が腸内の定着を防いだり、たんぱく質の分解をしたり、一部のビタミンを産生したりする役割も担っています。

善玉菌でも悪玉菌でもない、どっちつかずの細菌群を日和見菌(ひよりみきん)と呼びますが、近年、この日和見菌に分類されているクロスリジウム菌の産生する酪酸が制御性T細胞を活性化し、過剰な免疫反応をコントロールしていることが明らかとなってきました。

 

●乳酸菌とビフィズス菌の違い

どちらも乳酸を産生して腸内環境を酸性にすることにより、有害な細菌の増殖を抑えていますが、ビフィズス菌が産生する酢酸は、有害な細菌の活性を抑える働きが特に強く、大腸のバリア機能を高める働きがあります。

乳酸菌は酸素があっても生育できるので、人の腸内に限らず、外界の様々な場所(例えば、発酵食品や乳製品)に存在していますが、ビフィズス菌は酸素のない場所では生きていけず、生育場所はほぼ人や動物の大腸内に限られています。ここで、ビフィズス菌は酸素が苦手なのに、ヨーグルトにして大丈夫か?という素朴な疑問が生まれますが、ビフィズス菌ヨーグルトの表面はやはり酸素の影響を受けやすく、攪拌すると死滅する傾向が早くなるので注意が必要のようです。

また、ビフィズス菌は人の腸内の善玉菌のほとんどを占めているのに対し、乳酸菌の占める割合は、善玉菌のわずか0.1%以下だそうです。

 

●摂取したプロバイオティクスの定着率

乳児の腸内細菌は、その90%以上をビフィズス菌が占めますが、年齢とともにその割合は減少し、成人に達するまでに1020%の割合となり、高齢者になると5%以下に減少してしまうとされています。実は、善玉菌を増やそうとプロバイオティクスを摂取しても、そのほとんどは、すでに存在している腸内細菌との縄張り争いに勝てずに定着しないまま素通りしてしまうことがわかってきました。したがって、プロバイオティクスの持つ様々な効能は、その菌体成分や菌が産生する成分が腸管内を通過する際の作用によるものと考えられます。実際、一部の死菌であっても、その菌体成分が免疫を活性化させる作用があることがわかっています。プロバイオティクスは根気よく継続して摂取することが大切だということです。

 

●特定保健用食品と機能性表示食品

プロバイオティクスに限らず、様々な食品が出回っていますが、その食品の健康に対する信用性の格付けがあり、それが特定保健用食品(いわゆるトクホ)や機能性表示食品です。前者は人を対象とした試験で有効性や安全性が確認され科学的根拠があり、消費者庁の審査で認可を受けた食品で、後者は消費者庁の審査を受けていないものの、科学的な根拠が示されているものです。したがって、どんな作用で特定保健用食品や機能性表示食品の扱いになっているのか、消費者が食品を選ぶ際の一つの目安になると思います。

 

●感染症の予防効果があるプロバイオティクス

二重盲検ランダム化比較試験という最も信用度の高い臨床研究で、風邪、上気道炎、インフルエンザのいずれかにおいて、単独で予防効果が認められた乳酸菌、またはビフィズス菌を調べてみました。ここに示すのは英文にして報告されているものだけです。

このうち、●で印をつけたものが、日本で売られているもので、菌名の下に主なメーカーとヨーグルト(乳製品)名を載せてあります。

 

●ビフィドバクテリウム ロンガムBB536

→森永 ビヒダスヨーグルトBB536(この他にも森永乳業製品が多い)トクホです

〇ビフィドバクテリウム ビフィダムR0071

〇ラクトバチルス カゼイDN-11401

〇ラクトバチルス パラカゼイCBAL74

〇ラクトバチルス パラカゼイN1115

●ラクトバチルス カゼイシロタ

→ヤクルト(この他にもヤクルト製品の独壇場)トクホです

●ラクトバチルス ブルガーリクスOLL1073-R

→明治 プロビオヨーグルトR-1(この他にもR-1製品は明治だけ)

〇ラクトバチルス プランタラムDR7

●ラクトバチルス ラムノーサスGG

→タカナシ乳業 タカナシドリンクヨーグルトおなかへGO(この他にもタカナシ乳業製品が多い)トクホです

〇ラクトバチルス ファーメンタムVRI003

〇ラクトバチルス ファーメンタムCECT5716

 

ビフィドバクテリウムというのはビフィズス菌のことで、ラクトバチルスというのは乳酸菌のことです。それぞれたくさんの菌名がある上に、菌種ごとに記号のようなアルファベットや数字がつけられてさらに細分化されているので大変わかりにくいですね。

 

今話題のプラズマ乳酸菌は、英文の臨床研究を見つけることができませんでしたが、もし知っている方がいらしたら教えて下さると幸いです。

 

これ以外にも、複数の組み合わせで予防効果が示されていたり、マウスなど動物実験レベルで免疫機能を活性化することが示されているプロバイオティクスもあります。人によって好みや求める効能が違ってくると思いますので、難しく考えずに、自分に合ったものを選んで継続して摂取することが大切だと思います。

 

次回は、善玉菌の働きを助けるプレバイオティクスについて書きたいと思います。


2020年3月26日(木)

 第149話 新型コロナウイルスに備えるために−誰にでもできる腸活の可能性パート1
投稿:院長

ヨーグルトや乳酸菌飲料、食物繊維などは、一般的に健康によい食べ物として漠然と考えられていますが、その効果は便通や便の性状を改善させるだけではありません。

 

一般的に、「適切に摂取することで人の腸内環境を改善し、健康に有益な働きをする微生物」をプロバイオティクス(※)と呼び、「腸内に定着している細菌を活性化することにより、摂取した人の健康に有益な働きをする食品」をプレバイオティクス(※)と呼びますが、近年、乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスや、オリゴ糖や食物繊維などのプレバイオティクスが感染症に関わる免疫機能に影響を与えているということがわかってきました。

 

10の研究を解析した論文では、プロバイオティクスを継続的に摂取すると、上気道炎のエピソードが有意に減少することが明らかとなっています(少なくとも1回のエピソードに対するオッズ比0.58

 

また、12の研究を解析した論文では、インフルエンザワクチン接種を行う前に、プロバイオティクスまたはプレバイオティクスを経口摂取すると、摂取しない群に比べて、ワクチン接種後の抗体価が有意に上昇することが明らかとなっています(ワクチンを接種しない群に比べて、インフルエンザA/H1N120%、インフルエンザA/H3N219.5%抗体価がそれぞれ増加)

 

また、9の研究を解析した別な論文では、インフルエンザワクチン接種を行う前に、プロバイオティクスまたはプレバイオティクスを経口摂取すると、摂取しない群に比べて、ワクチン接種後に感染防御レベルの抗体価を保有する人が有意に増加することが明らかとなっています(インフルエンザA/H1N1でオッズ比1.83、インフルエンザA/H3N2でオッズ比2.85

 

一般的に、インフルエンザワクチンは、子供や若い成人でその有効率が7090%とされているのに対し、65歳以上になると3040%に減弱してしまうことが報告されていますが、これらの食品は、高齢者のワクチンの予防効果を高めることが期待されています。

 

また、これらの研究から言えることは、より長期間摂取した方がその効果が高まること(適切な量とはどれくらいなのかまだはっきりしませんが)、プロバイオティクスの種類により効果が変わってくる可能性があること、プロバイオティクスとプレバイオティクスを一緒に摂取した方が、単独で摂取するよりも効果が高まる可能性があることです。

 

プロバイオティクスとプレバイオティクスがどのように免疫機能に影響するのか、様々なメカニズムが考えられていますが、プロバイオティクスは、マクロファージや好中球などの貪食機能を高めたり、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化したり、IgAをはじめとする抗体の分泌を増加させたりするのに対し、プレバイオティクスは、インターフェロンγの分泌やNK細胞を活性化することが指摘されています。

 

九州大学の研究チームは、マウスを用いた実験で、腸内細菌の中でもグラム陽性菌に分類される細菌群(ちなみに乳酸菌やビフィズス菌もグラム陽性菌に含まれています)がインフルエンザに対する免疫応答に役立っている可能性があること、ある特定の腸内細菌は、肺の細胞内にあるウイルスや細菌の認識に関わるインフラマゾームと呼ばれるセンサーを活性化して免疫応答の誘導に重要な役割を果たしていることを明かにしました。

 

プロバイオティクスとプレバイオティクスが、新型コロナウイルスの感染予防に効果があるのか明らかではありませんが、これらが免疫機能を強化する働きは、一部の感染症に対してだけではないはずなので、一定の効果が期待できる可能性はあると思います。

 

マスクはいまだに不足した状態が続いていますが、スーパーに行けば、多くの種類のプロバイオティクス、プレバイオティクスが並んでいるではありませんか!

 

毎日の継続的な「腸活」で、健康的な食生活を送っていきましょう!

 

次回は、種類がたくさんありすぎてよくわからないこれらの食品について整理し、腸内細菌(腸内フローラ)に与える影響などについて考えてみたいと思います。

 

※細菌を死滅させる抗生物質のことを英語でアンチバイオティクス(antibiotics)と呼び、対抗するという意味を表すアンチという接頭語がついているのに対し、プロバイオティクス(probiotics)は賛成するという肯定的な意味を表すプロという接頭語がついて細菌と共生するという意味が込められ、プレバイオティクス(prebiotics)はプレという前へという意味を表す接頭語がついて細菌の活動を前に進めて活動を助けるという意味が込められています。


2020年3月22日(日)

 第148話 新型コロナウイルスに備えるために−誰にでもできる口腔ケアの可能性
投稿:院長

このほど、英国のランセットという有名な医学雑誌に、新型コロナウイルスに感染して中国の病院で治療を受けた入院患者の死亡の危険因子や合併症などが報告されました。

 

この中で私が注目したのが、死亡した患者の半数で細菌による2次感染を合併したのに対し、生存した患者では細菌による2次感染は1%ほどだったということです。

 

死亡した患者の98%に抗生物質が投与されていたのですが、細菌による2次感染を起こしてしまうと、その後の予後に大きく影響することがわかります。

 

インフルエンザでも、インフルエンザに罹患した後に、肺炎球菌などによる2次感染が起きやすいことや、2次感染が起きてしまうと重症化しやすいことが示されており、インフルエンザが細菌の感染を助長するような様々なメカニズムが明らかになっています。

 

それでは、その反対に、細菌の存在がインフルエンザウイルスの感染を助長するのでしょうか?

 

感染した人の細胞内で増殖したインフルエンザウイルスが細胞外に放出されて拡散する際に、ノイラミニダーゼ(NA)という糖たんぱくが必要ですが、ある研究では、人の口腔内や気道に存在する細菌の7菌種(特に肺炎球菌)にNAを産生する性質があり、この細菌由来のNAがインフルエンザウイルスの増殖を助けていることが明らかになっています。

 

ちなみに、このNAを阻害する薬剤が、タミフルやリレンザなどのNA阻害剤です。

 

さらに、インフルエンザウイルスが人の細胞に侵入する際に、ヘマグルチニン(HA)という糖たんぱくが必要なのですが、口腔内や気道に存在するブドウ球菌や歯周病菌には、このHAを活性化するプロテアーゼという酵素を産生するものがあり、インフルエンザウイルスの感染を助けている可能性が指摘されています。

 

実際の臨床研究をみてみると、日本の介護施設に通所している高齢者に対して、歯科衛生士による週1回の口腔ケアを実施すると、セルフケアを実施した高齢者に比べて、半年の期間中にインフルエンザの発症率が10分の1になったという驚くべき研究結果が報告されています。

 

そして、口腔ケアを行った群では、唾液中の細菌数、唾液中のNA活性、唾液中のトリプシンというプロテアーゼ活性の低下が認められたのです。

 

実は、新型コロナウイルスは、トリプシン様プロテアーゼを使って人の細胞に侵入することが分かっているのですが、主要な歯周病菌の一つであるジンジバリス菌は、トリプシン様プロテアーゼを産生・分泌することが明らかとなっています(この2つは同じ構造というわけではなさそうですが)。

 

さらに、本日318日、東京大学の研究チームによって、ナファモスタットという膵炎の治療を行う薬剤に、新型コロナウイルスの感染を阻害する可能性があることが発表されました。

 

ナファモスタットというのは、まさにこのプロテアーゼを阻害する薬剤のことなのです。

 

口腔内の歯周病菌を始めとした細菌が、新型コロナウイルスの感染を助長しているかどうかいまだに明らかにされていませんが、様々な事実を積み重ねていくと、歯周病対策による口腔内の衛生が新型コロナウイルスの感染防御に役立つ可能性は残されていると思います。

 

さらに、忘れてはならないのが、唾液には、運動と免疫力で触れた分泌型IgA抗体や、ラクトフェリン、リゾチームなど抗ウイルス作用を持ったたんぱく質が含まれており、感染防御の最前線の働きを担っていることです。

 

年齢が進むと唾液の分泌量が落ちてくるのですが、唾液の分泌を促すために、適度な水分を摂取し、マスクで口腔内の湿度を保ち、よく噛んで食べることがとても大切です。


歯周病は、口の中の問題だけでなく、狭心症や心筋梗塞などの心臓病、脳梗塞、動脈硬化、糖尿病、骨粗鬆症といった病気のリスクになることも明らかになってきています。

 

しっかりとした口腔ケア(※)で、自分の健康を守っていきましょう!


 ※口腔ケアのコツとしては、「歯と歯茎の間の入り込んでいる細菌を掻き出すイメージで歯ブラシを小刻みに横に動かす」、「歯と歯のすき間には歯間ブラシやデンタルフロスを使う」、「舌の表面に付着している細菌に対して歯ブラシで舌の奥から手前に向かって軽くこするように舌の表面を磨く」だそうです


2020年3月18日(水)

 第147話 新型コロナウイルスに備えるために−運動と免疫力の関係
投稿:院長

生活習慣病の改善や予防など、健康面での運動の有効性が知られていますが、免疫に対する効果はどうなのでしょうか?

 

米国の研究者の報告では、定期的に適度な運動(45分の週5回の速歩)を行うと、運動を行わない場合に比べて気道感染の回数や有症状期間が半減することが示されています。

 

これ以外にも様々な研究で、適度な運動を行うと、風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクやインフルエンザに関連した死亡率を減らすことが示されています。

 

逆に、激しい運動は感染症のリスクを増やすことが示されており、ハードなトレーニングを行うアスリートは一般の人よりも3倍も風邪を引きやすいそうです。

 

したがって、感染症の予防においては、運動不足でも過度な運動でもない「中等度で適度な運動」が推奨されています。

 

適度な運動が感染症のリスクを減らし、激しい運動が感染症のリスクを高めることは、細胞レベルでも検証されており、特に、ウイルスの免疫で重要な働きを担っている血液中のナチュラルキラー細胞(NK細胞)や抗体(IgA)の働きとの関連が示されています。

 

このうち、粘膜や気道に分泌される分泌型のIgAは、これらの場所において感染防御の最前線の役割を担っているのですが、唾液中のIgAは、加齢とともにその濃度が減少していくことが知られています。

 

日本の研究者からは、高齢者であっても適度な運動を継続すると、3年以上にわたって唾液中のIgA濃度や分泌速度が継続して増加傾向を示すこと、逆に激しい運動を行うアスリートは唾液中のIgA濃度が低下することが報告されています。

 

さらに、感染症に対する過剰な免疫反応により、自身の臓器・組織にダメージを与えることがあるのですが、運動はリンパ球を中心とする免疫反応(細胞性免疫)と抗体を中心とする免疫反応(液性免疫)のバランスを調整する働きがあることも指摘されています。

 

それでは、適度な運動とはどれくらいの強度なのでしょうか?

 

専門書を読むと、健康な方であれば最大心拍数(220−年齢)の50%から60%の負荷(速歩程度の負荷)で30分くらい、週3回以上などが一つの目安になります。

 

また、東京都健康長寿センター研究所では、高齢者5000人を対象として、15年以上にわたって日頃の身体活動と様々な病気の有病率との関係を調査しています。

 

それによると、18000/中強度運動(速歩)を20分行うと、うつ病、認知症、心疾患、脳卒中、がん、骨粗しょう症の有病率が低くなること、11万歩〜12000歩になると、これらの病気の予防効果は8000歩と変わらなくなり、むしろ疲労による免疫力の低下をきたす可能性があるとして、研究者は18000/20分ほどの中強度運動を勧めています。


さらに、別な研究では、1日に7000歩前後歩く高齢者で唾液中のIgAレベルが最も高かったことが報告されています。


現在、新型コロナウイルスの感染が広がり、室内で過ごす方が増えていると思いますが、一部を除き、外出そのものを制限するよう求められているわけではありません。

 

人混みや換気の悪い室内を避け、春の到来を感じながら、それぞれが思い思いのコースを歩いてみてはいかがでしょうか?

 

心地よい汗や自分と対話するひと時が、新しい自分を再発見させてくれるかもしれません。

 

※運動不足の人はもっと軽い負荷から始めて下さい。また、病気を抱えている人は、くれぐれも主治医の先生とよく相談して取り組んで下さい。


2020年3月15日(日)

 第146話 新型コロナウイルスに備えるために−喫煙との関連について
投稿:院長

喫煙は、様々な病気のリスクになっていますが、新型コロナウイルスとの関連も含めてもう一度整理してみたいと思います。

 

中国で新型コロナウイルスに感染した患者さんのデータがまとめられていますが、それによると、心血管疾患、糖尿病、慢性呼吸器疾患、高血圧、がんなどが、死亡リスクを高める基礎疾患とされています。

 

一方、最近になり、各国の専門家から喫煙が新型コロナウイルス感染の重症化の要因になっているという指摘が相次ぎ、注目されています。

 

中国では、男性の死亡率が女性よりも3倍ほど高いのですが、その要因として中国人男性の高い喫煙率(男性は50%以上、女性は数%)が挙げられています。

 

また、中国の病院に入院した患者78人のデータでは、やはり、喫煙歴のある人は重症化する割合が有意に多かったという結果でした(オッズ比14

 

実は、新型コロナウイルスは、肺胞のアンギオテンシン変換酵素2(ACE2)という受容体を介して人体に侵入することが明らかにされていますが、ある専門家は、喫煙はこのACE2の発現を著しく増加させるという報告をしています。

 

また、喫煙はインフルエンザの発症リスク、入院のリスク、重症化するリスクをいずれも高めることが明らかにされており、喫煙者のインフルエンザに対する抗体の減弱や、ワクチンの効果の減弱が指摘されています。

 

さらに、1日にタバコを1本吸うだけで肺炎球菌による肺炎のリスクが2倍になると報告されています。

 

喫煙とがんの危険性についても、すでにご存知の方も多いと思いますが、放射線の被ばくによるがんのリスクと比較してみると、100ミリシーベルト(※)の被ばくによる全がんの相対危険度は1.005倍とされている一方、喫煙している人の全がんの相対危険度は1.5倍程度(肺がんは3.7)とされていますので、喫煙自体が大量の放射線を浴びているのと一緒ということになります。

 

ちなみに、原発事故により住民の方が避難を余儀なくされた帰還困難区域は、「放射線の年間積算線量が50ミリシーベルトを超え、5年間を経過しても年間積算線量20ミリシーベルトを下回らないおそれのある地域」とされていますので、喫煙の危険性の大きさが理解できると思います。

 

この機会に、ぜひ禁煙に取り組んでほしいと思います。

 

(※)ちなみに、1回あたりのCTの被ばく線量は部位によって異なるのですが、5〜30ミリシーベルトとされています。


2020年3月12日(木)

 第145話 新型コロナウイルスに備えるために−換気の効果について
投稿:院長

ライブハウスなど密閉空間での集団感染がニュースで報告されています。

 

3月から全国の学校が休校となり、政府の対応に賛否両論がありますが、それでも託児所、飲食店、オフィス、医療機関など室内での人の活動はゼロにはできません。

 

今まで、マスク、手洗い、うがい、消毒など個人レベルでの対策に関心が集まっていましたが、密閉空間での集団感染のリスクを減らすような組織的な対策も大切です。

 

新型コロナウイルスなど飛沫感染を起こすようなウイルスの飛沫は直径5㎛とされ(1μmは1oの1000分の1)、この大きさで地上までの落下速度は3080p/秒とされており、身長が160p程度だと2秒〜6秒ほどで地上に落下することになります。ただ、それ以下の大きさになると、空中を漂う時間が長くなり、室内の広範囲に飛散する危険性が高まります。

 

そのようなケースで、最も有効な方法が換気です。

 

現に、換気によるウイルス感染のリスク低下を示したデータが蓄積されてきています(クルーズ船の対応については様々な意見があり、私も詳しいことはわからないのですが、船内の換気は最も優先度の高い対応の一つだったのではないかと思われます)。

 

2002年から2003年に流行したSARSは、別な種類のコロナウイルスがその原因ウイルスですが、当時、SARS患者の対応にあたった中国の大学病院で働く医療関係者の感染リスクを調べた研究があります。

 

それによると、様々な対策と感染リスクを調べた結果、「病室の換気を行う」、「手袋を2重に装着する」、「SARS患者と顔を近づけることを常に避ける」ことが、医療関係者の感染頻度を有意に低下させたと結論づけています。

 

そして、この調査では、空調などの人工的な換気に比べ、窓を開けるなどの自然な換気(オッズ比0.4)や、自然な換気と一緒に電動ファンを使うなど空気の流れを作る換気(オッズ比0.27)が特に有効だったそうです。

 

この論文には、具体的にはどのような換気を行ったのか触れていないのですが、一般的には、部屋の対角線上にある2か所の窓を開けて空気の流れを作ること(窓が1か所しかない場合は、窓ガラスの位置を窓の真ん中にして2か所開く)、窓に向かってファンを回して空気の流れを促進させることが勧められています。

 

換気回数ですが、30分以上も空気中を浮遊する結核菌の90%を除去するためには、1時間に6回以上(1回ごとに数分以上)!の換気が必要とされていますが、新型コロナウイルスに対しては、1時間に1回でも2回でもやらないよりやった方がマシくらいのつもりで、自分たちができる範囲で取り組むしかないと思います。

 

また、最近は、優れたウイルス除去率を謳っている空気清浄機(+加湿機能)が発売されていますので、常に人が集まる場所には、優秀な日本のメーカーを信じて導入することもあるでしょう。

 

まだ寒くて、花粉症のシーズンに窓を開けることに対して抵抗感を覚えるのですが、花粉症の予防や治療をしっかりと行い、体を冷やさないよう着衣を工夫しながら、皆の協力を得て一致団結して取り組んでいきたいものです。


2020年3月9日(月)

 第144話 新型コロナウイルスに備えるために−感染症に対する解熱剤の使用について
投稿:院長

今回は、感染症などで発熱した時の人為的な解熱について触れたいと思います。

 

ここでは、熱を下げる方法として、1)クーリングを行う、2)アセトアミノフェン(カロナール、アンヒバなど)を使用する、3)非ステロイド系消炎鎮痛薬(ロキソニン、ボルタレンなど)を使用する、に分けて考えたいと思います。

 

まず、クーリングですが、敗血性の患者さんに対して積極的にクーリングを行うと、14日後の死亡率が低下するという報告があります(経過に影響を与えないという別な報告もあります)。

 

次に解熱剤ですが、敗血症の患者さんに対して非ステロイド系消炎鎮痛薬またはアセトアミノフェンを使用すると、28日後の死亡率が、それぞれ2.6倍、2.1倍になったという報告があります。

 

一方、集中治療室に入室するような重症感染症の患者さんに対してアセトアミノフェンを使用した報告では、患者さんの経過に影響を与えなかったとの結果でした。

 

インフルエンザの患者さんでは、厚生省の研究班が、小児のインフルエンザ脳炎・脳症とジクロフェナク(ボルタレン)の使用による死亡率との関係を示しており、日本小児科学会では、小児に対して解熱剤を使用する場合はアセトアミノフェンが適切としています。

 

現在、インフルエンザの成人患者を対象に、解熱剤(アセトアミノフェン、イブプロフェン)の使用とその後の経過を調べた研究が実施されています。

 

ここで紹介したものは、敗血症とインフルエンザの患者さんが混在しているのですが、以上の結果から、感染症による発熱に対しては、1)まずはクーリングを行い解熱剤の使用は慎重に考える、2)どうしても解熱剤を使用する場合はアセトアミノフェンを使用する、3)非ステロイド系消炎鎮痛薬は避けるべき、と考えられます。

 

さらに、熱と免疫細胞や感染細胞の関係を実験室レベルで調べた研究を見てみると・・・。

 

ある日本の研究では、免疫細胞の一種で異物を貪食するマクロファージは、温度センサーを持っていて、37℃付近からマクロファージの活性が高まり、人の発熱域である38.5℃でさらに強く活性化することが明らかになっています。

 

また、別な日本の研究でも、白血球の1種である好中球は、活性酸素を使って病原体を不活化しますが、37℃付近から高温域で、活性酸素を作るための水素イオンチャンネルの供給が増えることが明らかになっています。

 

いずれも、病原体が侵入した時の発熱は、免疫細胞を活性化するための「生理的な手段」と考えてもよさそうです。

 

一方、昨年、東北大学から発表された研究では、1)40℃という高熱は、37℃に比べてインフルエンザウイルスの感染がなくとも細胞障害が生じること、2)インフルエンザの感染がある場合は、40℃という高温は37℃に比べてより細胞障害が生じることが明らかになりました。

 

ということは、ある程度の発熱は(38.5℃くらい)、感染症に対する白血球の働きを活発にする生理的な反応として許容すべきと考えられますが、40℃にもなると、もはや細胞にダメージが来るような非生理的な発熱として、アセトアミノフェンの使用も正当化されるということなのかもしれません。

 

発熱に対して、保護者や介護者の心配のために解熱剤を使用していることが少なくありません。

 

安易な解熱剤の使用について、もう一度考えてみるべき機会なのかもしれません。


※ここに記載された内容について、電話による個別の健康相談などは行っておりませんので、どうかご了承下さるようお願い申し上げます。


2020年3月6日(金)

 第143話 コロナウイルスに備えるために−体温と免疫力の関係
投稿:院長

体温を上げると免疫力がアップし、低体温だと免疫力が低下することが以前から言われていますが、本当なのでしょうか?


体温を上げる方法として、まず入浴やサウナがありますが、オランダの研究で、週4回以上のサウナを利用する人は、週1回以下の人に比べて肺炎のリスクが約半分に減少したことが報告されています。


また、オーストリアの研究でも、週2回サウナを利用する人は、利用しない人に比べて風邪のリスクが、やはり半分に減少したことが報告されています。


入浴習慣と感染症のリスクについて調べた研究は、検索した範囲では見当たらなかったのですが、日本人の場合はサウナよりは入浴ということになるのでしょうか。


さらに、このほど産業医科大学から、寝室を暖房で温めて寝る子供は、そうでない子供に比べて風邪をひく割合が約4分の1に、インフルエンザの発症が約半分になったという調査結果が報告されました。


いずれも、もっと多数の人が参加するような大規模な調査で実証する必要がありますが、体を温めることにより、感染症に対する免疫力が高まる可能性を示しています(産業医科大学の調査結果は、室内環境が病原体の感染力を低下させたことも要因)。


前回、体のリンパ球は、リンパ節と全身を行き来している話をしましたが、体を温めることにより、血流やリンパ流の流れを促進して、免疫細胞の往来が活発になったり、免疫細胞自身の機能が高まる(これは次回のブログで触れたいと思います)ことが一因と思われます。


それでは、平熱が高い人は、平熱が低い人より長生きするのでしょうか?


米国で3万人以上(平均年齢52.9歳)が参加した研究によれば、平熱が高い人ほど死亡率が高く、0.149℃体温が上昇するにつれ、1年後の死亡リスクが8.4%上昇するという衝撃的な結果でした。


結局、平熱が高いということは、なんらかの理由により代謝が活発になり、酸素の消費量が増して遺伝子にダメージを与える活性酸素が発生しやすいためではないかと推測されます。


この結果から言えることは、平時に、一時的に体を温めるというのは、免疫細胞の準備を整えておくという意味で有効な手段ですが、免疫力を常に戦闘状態(フル活動)にしてしまうとかえって体の害になるため、平熱まで上がらないように、オンとオフをしっかりと切り替えることが大切だということです。


24時間体を「加温」し続けたら、健康に悪いというのは容易に想像できると思います。


やっぱり人の活動というのは、細胞レベルでもメリハリがとても大切なんですね。


2020年3月3日(火)

 第142話 新型コロナウイルスに備えるために−睡眠不足と免疫の関係
投稿:院長
新型コロナウイルス感染症が流行してから、基本的な感染予防策と、食事、睡眠、適度な運動などの基本的な生活習慣を乱さないことが大切だと言われています。

今日は、そのうち、睡眠と免疫の関係について触れたいと思います。

睡眠不足になると免疫力が低下するとよく言われますが、どれくらい違うのでしょうか?

海外では、ライノウイルスという風邪を引き起こすウイルスを点鼻した後、睡眠時間に応じてどれくらい風邪症状が出現したかという恐ろしい研究があるのですが、睡眠時間が5時間以内の人は、睡眠時間が7時間の人に比べ、風邪症状が出現した人の割合は4.5倍になったそうです。

その他、睡眠とがんとの関係でいえば、睡眠時間が6時間以下の人は、睡眠時間が7時間の人に比べ乳がんの発症率が68%、前立腺がんの発症率が38%高まることが明らかになっています。

ちなみに、海外のある国では、夜勤をこなす看護師さんが、乳がんに罹った場合は、医療費を補助するという制度があるそうです。

また、これ以外にも、睡眠障害の人は膵臓がんや大腸がんのリスクが上昇することが知られています。

一方、睡眠時間と死亡率の関係では、日本でも米国でも1万人以上が参加して、5年以上の長期間にわたってその関係を調べた調査があるのですが、睡眠時間が7時間の人が最も死亡率が低いことが明らかにされています。

ここで注意しなければいけないのは、それ以上でも7時間睡眠に比べて死亡率が高くなるので、睡眠時間が長ければよいということではありません。

体内のリンパ球は、交感神経が優位な日中はリンパ節にとどまって免疫応答を学習し、副交感神経が優位な夜間はリンパ節から放出され、体内をパトロールする役目を果たしています。

したがって、この自律神経の乱れは、リンパ球の働きにも大きな影響を及ぼすことが考えられます。

また、実は、私たちの体内では、毎日数多くのがん細胞が発生しているのですが、最前線でもぐら叩きのようにがん細胞を取り除く働きを持つ免疫細胞の一つにナチュラルキラー細胞(NK細胞)というものがあり、睡眠不足になるとこの細胞の働きが低下することが知られています。

結局、人の身体というのは、病原体と免疫力のバランスの上に成り立っています。

病原体に負けないためにも、オンとオフをしっかりと切り替え、自分の身体を守ることが大切です。

「睡眠時間はラッキー7」を忘れないようにしたいものです。

2020年2月29日(土)

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