仙台市若林区の診療所  医療法人社団太陽会 仙台在宅支援たいようクリニック 【訪問診療・往診・予防接種】
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院長ブログ



 第8話 クリスマスの演出


投稿:院長

今日はクリスマスです。

 

各家庭や施設では、1週間ほど前から、クリスマスツリーやイルミネーションで玄関先が飾られ、目を楽しませてくれます。

 

中でも、私が最も気に入っている演出は下の写真です。

 

これは、ある施設の玄関のガラスドアですが、内側からクリスマスにちなんだかわいい絵がパウダーで吹き付けられ、幻想的な雰囲気を醸し出していました。素晴らしい〜!

 

先週は、この施設で一足先にクリスマス会が開かれ、入所されている方も大いに楽しまれたようです。

 

ちょっとした心遣いが、気持ちを大いに和ませてくれます。

 

我が家のクリスマスは、イブの夜に子供達が寝静まってから、室内のクリスマスツリーのわきにプレゼントを置いておくという演出です。

 

子供達には、「サンタクロースのおじいさんは高齢になり、私が在宅医療を行っている」こと、「子供達のプレゼントは、サンタのおじいさんの長男が引き継いで担当している」こと、「我が家のプレゼントの要望は、訪問診療の際にサンタの長男に伝えている」ことになっています。

 

とまあ、自宅では“サンタクロースの主治医”として尊敬を集めている?私ですが、将来、実は父親がサンタクロースであったと現実を知った時、果たして子供達は、夢を運び続けた父親を尊敬してくれるのか、はたまた夢が壊れてしまったと落胆してしまうのか、ちょっとハラハラしながらクリスマスを過ごしています。

 

Merry Christmas




2018年12月25日(火)


 第7話 良いお年を!


投稿:院長

12月後半に入り、今年最後の訪問診療という方が多くなってきます。

 

そんな患者さんに私が必ず掛ける言葉があります。

 

「今日は12月〇日です。あともう少しで年越しになりますね。良いお年をお迎えください!」

 

寝たきりの方には、今日は何月何日なのかよくわからないまま生活している方もいて、必ず今日の日付をお伝えし、年越しが近いことをお知らせします。

 

やはり、日本人にとって年越しは特別な時間。

 

私の言葉には、今年もずっと温かく迎えて下さったことに対する感謝、ここまで精一杯生きてこられたことに対する尊敬や労い、新年をその人らしく迎えてほしいという願いが込められています。

 

そして、患者さんには、なんと元旦が誕生日という方もいらっしゃって、そんな方に対して「良いお年を」は「良いお歳を」という意味も込められることになります。

 

短い言葉ですが、「良いお年を!」は私にとって大好きな言葉の一つです。

 

私(患者さんに向かって)「良いお年をお迎えください!」

 

患者さん「せんせい〜、このまえ来た時も良いお年をって語ってたでしょ?」

 

あれっ、ちょっと連発しすぎたかな?




2018年12月22日(土)


 第6話 私、おめでたですか?


投稿:院長

訪問診療では、高齢で難聴の方に対しては耳元で大きな声でコミュニケーションをとるようにしていますが、患者さんの聴き間違いで、思わぬ展開になるときも・・・。

 

私(患者さんに向かって)「とてもお元気そうで安心(あんしん)しました」

 

患者さん(怪訝そうに)「えっ、妊娠(にんしん)?」

 

私「いえいえ、お元気そうなので私がとっても安心したんです。でも、体調よく過ごされていることが何よりの“おめでた”ですね!」

 

患者さん(笑いながら)「そうね。きちんと食べられるし、お通じもきちんと出ていますしね」

 

私「お通じも安産なんですね!でも、難産になってきたら連絡してくださいね」

 

これからも、患者さんに大いに笑いが生まれるように気張りたいと思います。




2018年12月21日(金)


 第5話 夫婦円満の秘訣とは?


投稿:院長

妻を介護する男性をみて感じることは、妻への愛情がとても深く献身的な方が多いということです。

 

そんな男性に対して、私から労いの言葉を掛けるように心掛けていますが、妻からの感謝の言葉に優るものはありません。

 

しかし、長年連れ添った夫婦ほど、感謝の言葉を相手に伝えるなんて恥ずかしくてなかなかできないようです。

 

そんな時、私が取る行動があります。

 

私(患者さんに向かって小声で)「今、幸せですか?」

 

患者さん「はい、幸せです」

 

私「きっと優しいご主人のおかげで幸せなんですね!」

 

患者さん「はっ?まあそうかしらね」

 

私(ご夫人に向かって耳打ち)「奥さんがね、旦那さんのおかげで幸せって言っていますよ」

 

患者のご主人(満面の笑みで)「はっはっはっは!」

 

これって強引な誘導尋問と思われるかもしれませんが、どうかご容赦を。

 

中には、妻である患者さんが夫に苦言を呈しても、旦那さんの耳が遠いおかげで喧嘩にならないケースも・・・・。

 

夫婦円満の秘訣は「感謝の言葉」と「ちょっぴり夫の耳が遠い」ことなのかもしれません。

 

今日のこぼれ話は、「在宅医療では医者が心の橋渡しをする“医心伝心”がとても肝心」というオチでした。




2018年12月20日(木)


 第4話 「面倒くさい」の対処法


投稿:院長

12月になると年内に仕上げておかなければいけない課題が少なからずあるものです。

 

医師には専門医という資格がありますが、私の持っている家庭医療専門医は5年ごとに更新があり、私の場合、来年がその5年目にあたり、更新のためには6分野1分野A4サイズの用紙に2枚)のレポートが必要です。締め切りは来年3月なので、まだ時間的に余裕があるのですが、締め切り直前は避けたいので、年内に終わらせるつもりで書き始めました。あ〜面倒くさ〜!

 

ところが重い腰を上げて、仕事やプライベートの合間を縫って書き始めると、思いのほか筆が進み、2週間で集中して書き上げることができました。

 

フッフッフ〜、これで落ち着いて年越しができるぞ!

 

「面倒くさいな〜」と思ったら、まず取り掛かることが大切。きっと面倒くさくない生活になってしまったら、面倒くさいのはうらやましいなと思うだろうし、ノルマがあるからこそやり遂げられることは多いのです。

 

そういえば、宮崎駿監督が仕事中によく言葉にすることが「面倒くさい」だそうです。

 

「面倒くさいっていう、自分の気持ちとの戦いなんだよ。究極に面倒くさいよね。面倒くさいなあ。あー面倒くさい」

 

面倒くさいけど、やりがいがあると分かっているからやり続けることが出来るし、それが自分を成長させてくれるのかもしれません。

 

自分の心の声「紙カルテから電子カルテへのデータ移行はいつになったら終わるのさ?」

妻の声「書斎がだいぶ散らかっているけど年末の大掃除はいつからやるの?」

子供達の声「クリスマスプレゼントの値段交渉はいつからしてくれるの?」

 

あー面倒くさい!




2018年12月18日(火)


 第3話 年末の過ごし方の鉄則


投稿:院長

ある公務員マラソンランナーが「現状打破」をアピールしていたことがあります。

 

これは、たとえ結果を残していても、現状に満足せず、既存の概念に捉われず、よりよい結果を得るためにさらに精進するという決意が込められています。

 

対して、在宅医療の目標は「穏やかに過ごす」というところにあると思っています。

 

したがって、多少の不具合があっても、日常生活に大きな支障がなければ目新しいことは行わず「現状維持」を目指すことも大切です。

 

特に年越しが近いこの時期は、目新しいことを行ってそれが裏目に出て、大切な年末年始にしんどい思いをして過ごすというということを避ける必要があり、比較的順調なことは「現状維持」をお勧めしています。

 

「体の調子はいいのですが、なんとなく熟睡できない気がするので睡眠薬を出してもらえませんか?」

「毎日排便があるのですが、もう少しすっきり出したいので便秘の薬を増やしてもらえませんか?」

 

日頃からちょっとした体の相談を受けることが多いのですが、年末の「現状打破」は出来るだけ控えたいものですね。

 

息子「お父さん、次のテストでいい点を取ったら、クリスマスの日は勉強休んでいい?」

 

私「ダメダメ!もっと勉強頑張りなさい!」

 

公私で「現状維持」と「現状打破」を使い分けている私です・・・。




2018年12月17日(月)


 第2話 予防接種での新発見


投稿:院長

先月からインフルエンザ予防接種が開始になりました。

 

11月のある日、ある介護施設で入所者と職員に対し一斉に予防接種を行いました。

 

予防接種では、上腕の皮膚をつまんで行うことが多いのですが、この場所の皮下脂肪の厚さは栄養状態の指標にも使われたりします。

 

老人施設では、高齢になるほど女性の占める割合が多くなってきますが、男性に比べると女性の皮下脂肪はとてもしっかりしていて、女性が長生きする理由がこんな所にも表れているのではないかと感じました。


男性陣頑張れ〜!

 

一方、介護職員は皆(性別を問わず!)、腕が逞しくびっくりしてしまいました。もちろん、とても打ちやすくて予防接種がスイスイ進みました。あっ、注射した後の施設長の涙目は見なかったことにしておきますね。


入所者の皆さんは、介護職員の逞しい腕っぷしに支えられながら安心して暮らしていらっしゃるのですね〜。納得、納得。

 

えっ、逞しいのはもしかして二の腕?




2018年12月14日(金)


 第1話 今年を表す漢字とは?


投稿:院長

1212日に今年を表す漢字で「災」が発表されましたが、同日、今年の医療界を漢字一文字を表すとしたら?という医師のアンケート結果が発表されました。

 

それによると、がんに対する画期的な免疫治療薬を開発した本庶佑先生のノーベル医学・生理学賞受賞にちなんで「免」が第一位に選ばれていました。やっぱりな〜。

 

その他、医学部不正入試問題の発覚や医師の働き方改革など変革が問われたため「変」、「ひたすら耐えるしかない」という医療界への現状認識から「忍」という字も上位に入っていました。悲痛ですね〜。

 

ちなみに私が選んだ漢字は「便」。予想通りランキング外でした(泣)。

 

えっ、便!まさか!と思う方もいらっしゃると思いますが、最近は便中の細菌バランスの乱れや、便秘がさまざまな病気に関係しているという報告が相次いでおり、さらに昨年は便秘ガイドラインが整備され、新しい便秘治療薬も次から次へ登場し、今年に入ってから医療者向けの便秘に関する勉強会が激増しているからなんです。

 

さらに近年、潰瘍性大腸炎やクローン病、難治性の偽膜性腸炎という病気に対し、健康な人の腸内細菌を病気の人の腸に移植することによって、腸内細菌のバランスを整え、治療しようとする方法で効果を上げている医療機関もあります。

 

最初は、いくら難治性の病気に対して「簡便」だからと言って、他人の便を移植する治療だなんて嘘じゃないの〜?と思ったりしましたが、これは本当の話。

 

そして話は変わりますが、当クリニックは、今年、待望の電子カルテと携帯型超音波を導入し、その「利便性」をフル活用し、患者さんへのサービス向上、診療の質向上、業務の効率化のために役立てています。


というわけで、2018年は私にとってはまさに「便」の1年でした。


来年は運(うん)が付きますように。

 

あっ、すっかり長くなってしまいました。ということで、記念すべき院長「初便り」はこれでおしまい。




2018年12月13日(木)


 新しいホームページの公開にあたって


投稿:院長

ようこそ、仙台在宅支援たいようクリニックのホームページへ!

今月から、仙台在宅支援診療所から名称変更致しました。皆さまには気軽に「たいようクリニック」と呼んで頂けたら幸いです。

そして、名称変更に伴いホームページもリニューアル致しました。このホームページを通して情報発信していきたいと思います。

この診療日記では、私が現在まで訪問診療で経験してきた心温まる出来事、患者さんとそのご家族や在宅医療に関わる関係者とのふれあい、在宅医療に対する想いを載せていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。


2018年12月13日(木)

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