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 第46話 ブラックの中に見える色


投稿:院長

もうすぐ平成が終わろうとしていますが、漫画家の手塚治虫さんが平成元年2月にお亡くなりになって、早いもので30年ということになります。

 

手塚治虫さんが活躍されていた頃、ブラックジャックの外科医としての技術にあこがれて医師を志したという人が少なくありませんでした。

 

外科医として天才的な腕を持つけれども、孤高で医師の資格を持たず、法外な治療費を請求するというブラックジャックの診療スタイルを現実の世界に重ね合わせることができず、私自身はブラックジャックにあこがれて医師になったわけではありません。

 

しかし、今でも強く印象に残っている場面があります。

 

その一つが「助けあい」というブラックジャックとしては珍しいタイトルのついたストーリーの中の出来事です。

 

殺人の疑いで拷問にかけられてしまったブラックジャックでしたが、異国で知り合ったある日本人商社マンのおかげで無事に釈放されます。

 

後日、この商社マンが会社の陰謀に巻き込まれて瀕死の重傷を負ってしまいますが、それを知ったブラックジャックは、様々な妨害を受けながらも自分の危険を顧みずに手術を施し、商社マンの命を救います。

 

商社マンに、「なぜ自分のためにこんなに尽くしてくれるのか?」と聞かれたブラックジャックは「おたがいさまでさぁ、あなたに助けられたときはもっと嬉しかった・・・」とつぶやいて立ち去っていくのでした。

 

ブラックという色は、「悪」「闇」「恐怖」「死」というネガティブなイメージが付きまといますが、漫画ブラックジャックの楽しみ方というのは、このブラックの中に人間味あふれる「暖色」を見つけることにあるのかもしれません。

 

平成の時代、日本では多くの災害や事故が発生しましたが、数多くの場面で「お互い様の精神」が発揮されてきたと思います。

 

時代が変わっても、この精神をずっと持ち続けていきたいものです。




2019年3月18日(月)
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