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 第36話 2つの幸せ
投稿:院長

幸せには2種類あるといわれています。

 

1つは、好きなことをして欲求を満足させているときに感じる幸せで、「快楽追求型」と言われています。例えば、美味しいものを食べた、ほしい服を買った、宝くじが当たった時に感じる幸福感です。

 

もう一つは、自分に生きがいを感じているときの幸せで、「生きがい追求型」と言われ、自己実現のために努力し目標を達成したり、モノを創造したり、社会に貢献し、他の人の役に立った時に感じる幸福感です。

 

この2つの幸せはどちらも同じように思えるのですが、遺伝子の働きは全く別なのです。


生きがい型の幸福を感じている時は、老化や成人病、がんの原因になる慢性炎症を抑える遺伝子の発現が増えるのに対し、快楽による幸福を感じている時は、慢性炎症の原因になる遺伝子の発現が増え、なんとこれは人間がストレスを受けた時の反応と同じだったというのです。

 

どうせ働くなら、会社の収支ばかり気にし、上司の顔色をうかがってばかりいるのではなく、お客さんに喜んでもらえた、社会に貢献できたというやりがいを感じながら働いた方が良いということなのです(ある自動車業界で報道されていることが事実とすれば、会社の資金で私腹を肥やすような働き方は、実は自分の健康に悪い!ということ)。

 

そもそも、華奢でひ弱な私達人類が厳しい生存競争を生き残ったのは、生きる目的のために道具を生み出し、仲間同士で力を合わせて協力し合い、集団力を身につけたからなのです。

 

従って、この遺伝子の働きが示すものは、目標を持って生きる、自分の弱さを自覚して他者と協力しながら生きるという人間本来の生き方をしなさいということなのかもしれません。


医療・介護の仕事は、人々と協力しながら人の笑顔を生きがいにできる、人間本来の生き方ができる素晴らしい仕事ではないかと自覚し、誇りを持って仕事に取り組んでいきたいと思います。


2019年2月19日(火)

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