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 第187話 手をつなぐ
投稿:院長

ある復興住宅に住む患者さんの診療に伺った時のことです。

 

この復興住宅の掲示板には、町内会の皆さんが作った「暖かい地域づくりの十の心構え」が掲げられており、立ち止まって拝見しました。

 

その十の心構えのうち、個人的に最も強く印象に残ったのは、10番目に書かれている「してあげるのではなく、共に手をつなぎましょう!」でした。

 

「してあげる」というのは、上から目線の考え方で、私たち医療介護職は、患者さんのためと言いつつ、ともすると「訪問してあげている」「診察してあげている」「薬を出してあげている」「介護してあげている」という意識が知らず知らずのうちに生まれやすいものです。

 

以前、この復興住宅に診察に来た時のことですが、見回りをしていた自治会長と思われる年配の方から、往診車の駐車場所について厳しく注意を受けたことがあります。

 

この時は、「せっかく訪問診療に来たのにとても厳しい人だ」と感じたのですが、後から振り返ってみると、この時すでに「訪問診療をしてあげているのに・・・」という邪念が私の心に生まれていたのです。

 

今更ながら、この思い上がった精神に対して大いに反省しているところです。

 

話が変わりますが、この「手つなぐ」という言葉には、絆、親愛、信頼などの感情が含まれていますが、手をつなぐという行為の中には「恋人つなぎ」というものがあり、なんと「指を絡めて手をつなぐ」のだそうです。益々、二人の愛情が深まるかもしれませんね。

 

コロナ禍の中、手をつなぐことさえも自粛している人が多いと思いますが、この感染症が終息した暁には、愛する人と指を絡めて手をつないでみてはいかがでしょうか!



2020年9月17日(木)

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