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 第106話 ノーベル賞イチ押し
投稿:院長

スマートフォンやパソコンに欠かせないリチウムイオン電池を開発した吉野彰(よしのあきら)さんが、ノーベル化学賞を受賞されたことが大きな話題になっています。

 

世界中に広く普及し、今や日常生活で欠かせなくなったものが、長い年月と多くの労力をかけて日本人の手で開発されてきたものであることを知り、とても誇らしく感じてしまいます。

 

吉野さん、本当におめでとうございます!

 

その一方で、私がノーベル医学生理学賞を絶対に受賞するべきだと考えているイチ押しの方が、東京農工大学特別栄誉教授の遠藤章(えんどうあきら)さんです。

 

遠藤さんは東北大学を卒業され、血液中のコレステロールを低下させるスタチンという薬を開発した方で、この薬のおかげで、心筋梗塞や狭心症の危険性の高い人の発症が未然に防がれ、世界中の数多くの人々が救われてきました。

 

この薬は、1989年、私が学生の頃に初めて発売され、今や全世界で4000万人の人が服用していると言われ、私のような一般の臨床医も、ほぼ毎日この薬を処方していると言っても過言ではありません。

 

先日、遠藤さんが、母校の東北大学で学生に向けて特別講義をされたことが新聞で報道されていました。

 

遠藤さんは現在85歳。

 

ノーベル賞は、受賞された方のメッセージを知ることに大きな意味があります。

 

それは、受賞者がどのような思いで研究に携わってきたのか、どのような経緯で発見や開発につながったのか、その過程でどのような苦労があったのか、これからの人類にとってどのような意味があるのか、その言葉の一つ一つが人類の歴史や財産になるからです。

 

遠藤さんがノーベル賞を受賞されるその日がやってくることを願ってやみません。そして、その時、遠藤さんがどのような言葉を残されるかとても楽しみにしています。

 

毎年、ノーベル文学賞の有力候補として名前の挙がる作家・村上春樹さんのファンを「ハルキスト」、安室奈美恵さんのファンを「アムラー」などと呼んだりしますが、私はすっかり「アキラー」です。


2019年10月11日(金)

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