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 第96話 ぽっくり?それとも、ぽっこり?


投稿:院長

世の中、糖質制限をはじめ、食事制限によるダイエットが話題になっていますが、特に後期高齢者の場合、必要以上の体重の減少は、筋肉の減少までも引き起こし、寝たきりなど身体障害の原因となってしまう危険性の方が問題となります。

 

実際、この年代では、肥満の人よりも低体重の人の方が死亡の危険性が高まるという研究結果や、老衰死で亡くなった方を数多く調べると、亡くなる5年ほど前から食べる量が減っていないのに、徐々に体重減少が始まっていたという研究結果が明らかになっています。

 

したがって、高齢者(体液過剰になりやすい心不全や腎不全を除く)では、体重がしっかり維持できているか定期的に確認することが必要です。

 

85歳を過ぎた女性患者さんとのやりとりです。

 

私「○○さんは、しっかり食べていらっしゃるし、とても健康的ですね」

患者さん「でもね、お腹が出てきたし、みっともなくてね」

私「○○さんのふっくらは、胃腸が良く働いて健康な証拠ですよ。これからお嫁に行くわけでなければ(※)、お腹はこのまま“ぽっこり”で良いですよ」

患者さん「嫁(よめ)に行くどころか、余命(よめい)が短くて、“ぽっくり”あの世に行くんじゃないですか?」

私「○○さん、お上手ですね!この調子だと亡くなった旦那さんは、まだまだ“うっかり”と迎えに来られませんよ!」

 

後期高齢者の皆さん、痩せて“ぽっくり”と逝ってしまうのではなく、ふくよかに“ぽっこり”と元気に長生きしましょう!

 

※お嫁に行く人は、必ずしもダイエットしなくてはいけないということではありません。




2019年9月3日(火)
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